授業内容・計画(詳細)の情報

 

ページを読み終えましたら、ブラウザを終了させてください。

【基本情報】
2015年度 春学期  
授業科目名 日本文学概論1
曜日 時限 水-1
テーマ 日本文学に見える海外文学の影響
キーワード 翻訳 グローバリゼーション 独自性


【授業要旨または授業概要】
 
日本文学は、さまざまな形で海外文学の影響を受けて来た。本授業では、そうした影響関
係を知ることを通して、日本文学の独自性を探ることを目ざしたい。同時に、世界的な視
座で、日本文学を批評・研究する力を養成していく。


【学修の到達目標】
◆授業で育成する力スキル
学習力・思考力・探求力
文章や表現を読み解き、情報を獲得する力
日本文学と日本語について情報を収集し、調査・分析をして幅広い教養を身につける力
 
 

◆学修の到達目標
○日本文学が、海外文学からどのような影響を受けたかを理解できるようになる。
○日本文学の独自性を理解できるようになる。
○日本語で書かれた文学作品を、世界的文脈の中で理解できるようになる。
○日本文学に対する自分の考えを、わかりやすく論理的に説明できるようになる。

【授業計画】
◆スケジュール
第一回 ガイダンス
(予習)ガイダンスに臨むにあたり、自分がこの授業に何を求めるのかを箇条書きにし
てノートにまとめる。
(復習)レポートの作成の仕方やレポート提出日を確認して、ノートにまとめる。

第二回 『古事記』と五行説@〜五行説とは何か〜
(予習)五行説についてネットなどで調べておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。

第三回 『古事記』と五行説A〜ヤマタノオロチ退治をめぐって〜
(予習)『古事記』とヤマタノオロチについてネットなどで調べておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。

第四回 『古今和歌集』と漢詩文@〜仮名序と『文鏡秘密府論』〜
(予習)『古今和歌集』についてネットなどで調べておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。

第五回 『古今和歌集』と漢詩文A〜和歌の中の〈漢詩文的レトリック〉〜
(予習)紀貫之と菅原道真についてネットなどで調べておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。

第六回 進度調整日

第七回 『大鏡』と『史記』列伝@〜紀伝体とは何か〜
(予習)『大鏡』と『史記』についてネットなどで調べておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。

第八回 『大鏡』と『史記』列伝A〜藤原道長像をめぐって〜
(予習)藤原道長についてネットなどで調べておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。
※一回目のリアクションペーパー提出日。

第九回 漱石文学と「水死するオフィーリア」@〜19世紀末のシェイクスピア受容〜
(予習)『ハムレット』と夏目漱石についてネットなどで調べておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。

第十回 漱石文学と「水死するオフィーリア」A〜『草枕』をめぐって〜
(予習)『草枕』を通読しておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。

第十一回 『仮面の告白』は『遠い声 遠い部屋』のパクリなのか@〜第二次世界大戦
とゲイ文学〜
(予習)三島由紀夫とトルーマン・カポーティについてネットなどで調べておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。

第十二回 『仮面の告白』は『遠い声 遠い部屋』のパクリなのかA〜「セレブ」とし
ての小説家〜
(予習)『仮面の告白』を通読しておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。
※第二回リアクション・ペーパー提出日

第十三回 鹿目まどかはキリストを超えた? @〜テレビ版最終回をめぐって〜
(予習)『魔法少女まどかマギカ』についてネットなどで調べておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。

第十四回 鹿目まどかはキリストを超えた? A〜『叛逆の物語』をめぐって〜
(予習)ヘーゲル『精神の現象学』についてネットなどで調べておく。
(復習)授業内容を200字程度に要約する。
※レポート提出日

第十五回 全体のまとめとレポート講評
(予習)これまでの授業全体の感想をノートにまとめておく。
(復習)授業内容を踏まえ、自分のレポートを改訂する。
◆予習・復習
 
◆集中授業の期間
 

【履修上の注意点】
 

【成績評価の基準および方法】
○第八回と第十二回の授業時に提出してもらうリアクション・ペーパー(それま
での授業の感想と疑問点について書く。授業内容の要約ではないことに注意)が
20%。
○第十四回の授業時に提出してもらうレポート(課題は「日本文学にもたらし
た、古代における中国文学の影響と、近代における英米文学の影響を比較しない
さい。字数制限なし。論述にあたって、以下の五つのキーワードをもちいるこ
と。「読解中心主義」・「論理の違い」・「やってるつもり」・「同時代性」・
「ダイレクトな交流」)が80%。
○評価基準は、
 *日本文学が海外文学から受けた影響を理解している 20点
 *日本文学の独自性を理解している 20点
 *日本語で書かれた文学作品を世界的文脈において評価する視座がある 20点
 *文章がわかりやすく論理的である 20点
 以上、四要素を満たした学生にA評価を与える。


【教科書・参考書】
区分 書名 著者名 発行元 定価
参考文献 カポーティ ジェラルド・クラーク 文芸春秋社 絶版
参考文献 現代に息づく陰陽五行 稲田義行 日本実業出版 絶版
参考文献 司馬遷 武田泰淳 講談社文芸文庫 1134
参考文献 超解読! はじめてのヘーゲル『精神現象学』 西研・竹田青嗣 講談社現代新書 907
参考文献 特講 漱石の美術世界 古田亮 岩波書店 2484
参考文献 日本文藝史1・2 小西甚一 講談社 絶版


【その他の教材】
 


PAGE TOP